京都の迷い方
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告知が遅くなってしまいましたが、京阪神エルマガジン社から発売中の『京都の迷い方』(詳しくはコチラ)という書籍に寄稿させていただきました。みうらじゅんさんや津村記久子さんなど、京都を愛する50名の執筆者の中に入れていただき光栄です。
私は「ジャズ喫茶」と「乙女建築の教会」という2テーマで、学生時代にアルバイトをしていた京都最古のジャズスポット《blue note》の思い出と、京都に点在するクラシカルでロマンティックな教会について書いています。若く多感な日々を過ごした京都時代に大切にしていたあれこれを、改めて辿るような幸せなお仕事でした。I盛さんありがとう!

とくに《blue note》のことを、こんなふうに書ける日がくるとは思わなかったのでとても嬉しかった。写真もすごくいい感じに撮っていただいていて、校正時にラフを見たときはなつかしくて思わず泣きそうになりました。折しも文中で引用した高野悦子さんの『二十歳の原点』も新しい装丁で再版されたことだし(Click!)、タイミング的にも?ばっちりでした。ちなみに実際の彼女の日記もコクヨのキャンパスノートに書かれていたことから、こういうノート風の装丁になったのだそう。



原稿を書くにあたって、現オーナーの恭子さんと数年ぶりに電話でいろいろお話ししたのですが、実は先代ママのお葬式に高野さんのご兄弟がこられていて、彼女が多くの時を過ごしたのは実は《しぁんくれーる》ではなく《blue note》だったのではないか、という説もあったとのこと。やりとりした手紙の中にそういう記述があったらしく、でも本当のところは亡くなった本人にしかわからないことだから……というので今回のコラムには書かなかったのですが、もし事実だとしたら私的にはちょっとうれしいことでした。

top画像はもう1本の「乙女建築の教会」コラムにも使っていただいた、聖アグネス教会のバラ窓を飾っているステンドグラス。本当は京都にはコンクリート打ちっぱなしみたいなモダンでアヴァンギャルドな教会も多いのですが、今回は偏愛を込めて木のぬくもりのある乙女っぽい教会3箇所を選びました。どの教会もそのまま映画の舞台となりそうな、好きでたまらないところばかりです。

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これは御所の南にある、ヴォーリズ設計による京都御幸町教会の内部。右にちらっと見えている戸が、見どころのひとつである実験的な「揚げ戸」。教会の方が出入りする時、横にスライドさせるのではなく、幕のようにガラガラッと上がった様子にはびっくりでした。

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また、ご紹介したキリスト教の「ご絵」ですが、掲載できなかった2枚がこちら。あと、錦市場の近くに修道院のシスターがつくったお菓子を売っている酒屋があるとコラムを書き終えた後で知り、残念だったのですがこれはいずれブログなどでリポートしたいと思います。乙女建築教会めぐりは、これからもライフワークとして続けていきたいです。
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by interlineaire | 2009-05-16 21:00 | Comments(0)
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