『乙女の大阪』の表紙にも復刻版が使われていた、昭和25〜35年頃の阪急百貨店の包装紙。先日、某ニット作家のHさんにアトリエにある万博グッズなどを見せていただいていたところ、あいだにこれが挟まっていてびっくり。販売もされているとのことなので、譲っていただくことにしました(200円也)。阪急百貨店の建物や、京阪神の名所、ハンカチを振るドレスの女性や舞妓さんなどが描かれたなんともかわいらしい柄です。モノトーンというのは包装紙としては珍しい、と思いましたが意外にモダンで素敵なものですね。 ■天然生活6月号 「ずっと使うものを探しに」という特集にて、バッグ作家の越膳由香さんが奈良&京都でおさいほう道具を探す記事を書かせていただきました。カメラマンはおなじみ、伊東俊介さん。老舗の名店ばかり3軒ということでかなり緊張していたのですが、職人さんや店主の方々も涙がでるほどいい人達ばかりでとても楽しい取材となりました。編集のSさんに買ってもらった鹿せんべいを手にぼーっと立っていたらいつのまにか鹿の大群にとり囲まれ、恐怖におののいたこともいい思い出に⋯⋯(笑)。鹿角でつくった和裁ベラ、京のみすや針など、手づくりしない私もつい欲しくなってしまった逸品ぞろいです。 連載は私のライフワークのひとつである(!?)「著名人の奥様が書いた本」第二弾。『狂人日記』などの著作で知られる色川武大(阿佐田哲也)の奥様、孝子さんが書いた『宿六・色川武大』、そして今年2月に亡くなった市川崑監督の奥様、夏十さんの最初にして最後の作品集『和田夏十の本』を取り上げています。どちらも好きな本すぎて、思い入れを文章にするのがなかなか難しい作業だったのですが、よろしければ是非ご覧になってください(Click!)。
by interlineaire
| 2008-04-18 17:30
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