古本のエントリーはずいぶん久しぶり。最近、見つけた『夢みるバレリーナ』(サンリオ出版・1978年)。文章は森下洋子さん、写真は西川治さんがパリのオペラ座とミラノのスカラ座にあるバレエ学校を訪れて撮影したもの。ロマンティックなバレエのレッスン風景を集めた、美しすぎる小さな写真集です。未来のバレリーナ達のひたむきで真剣な表情が魅力的。私と同世代の方なら、少女時代に森下洋子さんに憧れてバレエを習っていたという女性は多いんじゃないでしょうか。
「踊ることがうれしくて 楽しくてしようがなかった私の小さい頃 トゥ・シューズを宝物のように 大切にあたためてはいた 北風の吹く寒い日」からはじまる本書は、森下さんがバレエをはじめたきっかけやレッスンへの考え方などが、詩のようなやさしい文章で綴られています。
残念ながらバレエは習ったことがなかった私ですが、小学校からの親友がずっと習っており彼女の発表会を見にいったり、踊れもしないのに衣装だけ着させてもらって、ポーズをとって遊んでいた懐かしい思い出があります。至近距離で見るとドラッグクイーンのような、舞台用メイクなどもひそかな憧れでした。
ところで、もはや定番の
Repetto公式サイトを初めて見てみたのですが、ストーリー仕立てになっていて、さすがにものすごくすてきですね。完成された、映画のような世界。ですが、バレエ用品に興味がわいて色々調べてみたところ、国内メーカーのキッチュさも捨て難い⋯⋯と、思うようになりました。チャコットなどの有名メーカー以外で特に気になっているのが
ピィー・カブという元・宝塚スターの方がデザインされているブランド。中でも衝撃的だったのが、この
チュチュ型トートバッグ。基本的に子ども用ですが、レッスンバッグやトゥシューズくつしたなど、大人でも使えそうなものも。持ち歩くのはさすがに無理としても、ルームシューズ入れやメイク道具入れとしてなら使えるかも?