遅くなりましたが、(1)の続きです。左上から笑うシェフペンギンのキャラクターが絶妙な「グリルみその」。今回唯一の神戸のもので、このお店は今でもあります! タッチがアメリカの50年代のカートゥーンのようでカッコいい。 右上の毛先がくるりんとした横顔の女性のマッチは、今は亡き京都・四条小橋下ルのジャズ喫茶「琥珀」。とてもモダンで、大好きなデザインです。琥珀は何度もマッチをリニューアルしていたようで、いろんなバージョンがありました。 下2つはどちらも京都にかつてあったらしいお店で、左のオレンジが「珊瑚礁」という音楽喫茶、右は「ジョイ」というコーヒーが自慢の喫茶店だったようです。 ところで京都は今、ちょうど鴨川をどりのシーズンですが、偶然にもこんなピースの箱もみつけました。鴨川をどりとは先斗町の芸妓さん・舞妓さんによる舞踊ショウ。若草色にピンクが春から初夏へうつりゆく今の季節をあらわしているのでしょうか。私は祇園の「都をどり」しか見たことがないのですが、当時は佳つ乃さんが現役だった頃で、ポスターなどでも他を圧倒する美しさを放っていたのを覚えています。 ちなみに、京都時代の私のあこがれのお店No.1はジャズ喫茶「しあんくれーる」(由来はもちろん、「思案に暮れる」から)でした。高野悦子さんの『二十歳の原点』で存在を知ったときには残念ながらすでに閉店していたのですが、京都ブルーノートでアルバイトしていた頃にオーナーやお客さんからたくさんのエピソードを聞かせてもらったので、いったことがないのに内装や置いてあるレコード、ママの人となりまでが目に浮かぶようです。 しあんくれーるのマッチはまだ某コレクターさんのサイトでしか見たことがないけれど、いつかこんなふうに出会えたら素敵でしょうね。今日手に入れたマッチは私自身が集めたものではないけれど、京都の思い出として持っておこう。そんなふうに思いました。
by interlineaire
| 2007-04-30 21:38
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Comments(2)
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