失われた100冊の時を求めて
d0051304_17581321.jpg『海野弘 本を旅する』出版記念の展示を見るため、久しぶりにアトリエ箱庭へいってきました。3日夜にはご本人が来阪されてのトークライブなども行われていたようなのですが、そちらへはいくことができず残念。
海野氏の100冊の愛書たちが箱庭さんのノスタルジックな空間にしっくり馴染んでいて、まるで書斎をこっそりのぞいているかのようでした。この企画のためにプルーストの『失われた時を求めて』(これも愛読書とのこと)にちなんだご本人からのメッセージが寄せられており、
「その本を読んだ時の自分、その本を教えてくれた人、それを見つけた本屋や街のことが次から次へとあふれ出してきて、私はその本をしばらくなでていたりした」⋯⋯。
この一節を読んで、海野氏のような博覧強記にはもちろん及びませんが、私も自分の過去へ100冊分の旅をするとしたらそこにはどんな本があるのかしら?なーんて考えてみたり。
また、海野氏はとても歩くのがお好きな方だそうで『モダンシティふたたび』で大阪のレトロビルを取材された際にも一切交通機関は使わなかったというのが驚きでした。知力と体力は一致する?のでしょうか⋯。
読書はそれ自体は孤独な愉しみではあるけれど、同時に過去と未来、場所の隔たりを超えた人との出会いの場でもあるのだな、と改めておしえてもらったような気がします。
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by interlineaire | 2006-06-06 17:59 | Comments(2)
Commented by no*no at 2006-06-09 23:15 x
素敵な催しですねー。私自身、よそのお宅へお邪魔した時に本棚を見させてもらうのが好きなので、こういう催しには心ときめきます☆
本当に書斎をこっそり覗いているような感じで、ドキドキしますね。
Commented by interlineaire at 2006-06-10 01:36
>no*noさん
そうなんですよー。他のいろんな作家さんの書斎も見てみたい
という気分になりました。本棚見るの、楽しいですよね(笑
海野さんの本では今回の新刊のほかに『モダンガールの肖像』
という本も気になっていますー。守備範囲の広さも驚きでした。
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