「らんぷの本 鈴木悦郎」のこと。
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編集、執筆を担当させていただいた、画家の鈴木悦郎さんの本が河出書房新社の「らんぷの本」シリーズより今月21日にいよいよ発売になります。超絶的にかわいい本ができあがりました! 中原淳一の雑誌、『ひまわり』『それいゆ』の目次やカットなどで古本好きならご存知の方も多いかと思いますが、なかなか表だって取り上げられる機会も少なく、その全体像を把握できる資料はこれまでに存在しませんでした。うちの祖母と同じ大正生まれで、たまたまお誕生日も同じ1月20日ということで不思議なご縁を感じていたのですが、今年でめでたく米寿(88才)を迎えられました。

詩のようにすてきな帯文は宇野亜喜良さんに、エッセイは親交の深い田村セツコさんにお願いすることができました。宇野さんは作風もまったく違いますし接点がないように思われるかもしれないのですが、実は『ひまわり』時代の悦郎先生の線画のファンでいらしたのだそう。原文はもっと長いもので、せっかくなので皆さんに全文読んでいただきたいと、表紙カバーを開いた「そで」のところに掲載しております。ぜひご覧になってくださいね。

数年前よりパリや東欧のちょっと懐かしい時代の雑貨や絵本がブームとなり、私自身も“外国”にばかり目が向いていた時期がありましたが、それを過ぎて現在は国内の、昔からあるいいものを再発見しよう、という流れが出てきているように思います。遠くにあるものに夢を見るより、足元を見つめ直そう、ということなのでしょう。

昨年春、制作がはじまった頃にちょうど震災が起こり、その想いはますます強くなっています。日本の同時代人にもこんなにモダンで愛らしい絵を描く人がいるんだ、ということを知ってほしい、そして誇りに思ってほしい……という気持ちもありました。私がその一助になれるとしたら、本当に嬉しいことです。アラン・グレより鈴木悦郎!です(笑)。
今のところ、展示やフェアなどの予定はないのですが、ブログでしばらくは制作中のこぼれ話など綴っていきたいと思いますので、おつきあいくださると嬉しいです。

*発売に合わせて、放置気味だった本サイトを微妙に更新しました。悦郎本の特設ページをつくりましたので、ぜひトップページ(Click!)から入ってバナーをクリックしてみてください。そして、恥ずかしながら私のプロフィールページも内容が古くなり過ぎていたため、書き直しました(Click!)。amazonの予約販売(Click!)もはじまったようですので、どうぞよろしくお願い致します。
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by interlineaire | 2012-02-06 13:02 | Comments(3)
Commented by cdp-k at 2012-02-07 00:24 x
ごぶさたしています。つぎは鈴木悦郎さんでしたか!サスガ。
間違いなく素敵な本のようで、手に取るのがとても楽しみです。
こぼれ話も楽しみにしていますねー!
Commented by 悠閑亭 at 2012-02-07 14:16 x
こんにちは。当方、K美術館では、味戸ケイコさんの、東京新聞、西日本新聞、中日新聞そして北海道新聞の連載小説、恩田陸「夢違」(2010~2100年)の110点の挿絵原画展を催しています。
そして、四月には昭和に活躍したイラストレーター牧村慶子さんの初の回顧展を催します。
Commented by interlineaire at 2012-02-08 22:42
>cdp-kさま
ほんとうにごぶさたしています。
ブログには書かない(書けない?)こぼれ話も
機会があれば聞いてやってください!(笑)

>悠閑亭さま
牧村慶子展、気になります。
プレスリリースなどあれば拝見させてください〜。
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