愉しみと日日
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先日、取材でお会いした神戸在住の作家さんに、「元町にとても素敵な古本屋さんができたんですよ」と教えていただいて以来、ずっと気になっていた『シラサ』。本日、三宮方面で打ち合せがあったのでついに訪れることができました。
フランスの美術書にシャンデリアと、まるでパリの古本屋さんのよう……。一歩入るとカサブランカ・リリーの甘い香りが漂い、日本の古本屋にはかつてなかった、女性的な優雅さを持つ空間が広がっていました。ショーウィンドウのディスプレイも只者ではないセンスで、店番をしているのが年輩のマダムというのもいいですね。昨年の9月オープンだそうですが、今後、女性誌の神戸特集などで取り上げられることも増えそう。



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箱庭の幸田さんが持っていた「手袋クリップ」の、やや小型でゴールドのものを発見。
ネット情報によると、かつてここは時代に取り残されたようなハンドバッグ屋さんだったのを、銅版画家の娘さんが元のクラシカルな内装を生かしつつリニューアルしたようです。
2階がギャラリーになっており、抽象画の展覧会が開催されていました。私もここで何かやりたいなぁ、と思わず妄想(何の予定もないのですが……笑)。今回はあまりゆっくり見ている時間がなく残念だったのですが、次回は勇気を出してマダムともお話してみたい。
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肝心の品揃えはというと、コクトーのお料理絵本やデッサン集、フジタが挿し絵を手がけた小説など珍しいものがたくさん。稀覯本だけでなく、手ごろな値段で買える日本の美術書や、展覧会図録なども充実しています。人生の美しさと豊かさをうっとりと感じさせてくれる空間で、フランスのアール・ド・ヴィーブルということばの意味(直訳すると美的生活?)を改めて考えさせられました。日日の中に愉しみを見出しながら、美しく生きていきたいですね……。
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■天然生活7月号
告知が遅くなったのですが、発売中の『天然生活』7月号、「日常着を考える」という特集で、奈良のエコ&スロー系ブランド、native worksさんを取材させていただいております。乳酸菌の工場跡だった建物をそのまま生かしたという、昭和な佇まいのアトリエショップが忘れられません。ちなみに最近、同じ敷地内にその名も「工場跡事務室」という週末カフェができたそう。昭和55年頃まではここで『フトルミン』(戦後の栄養状態が悪かった時代、子供達がよく太るようにとの願いを込めた飲み物だったとか。今では考えられないネーミング!)というドリンクがつくられており、店内に古い瓶などもディスプレイしているようなので興味津々。近々、また訪れてみようと思っています。
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by interlineaire | 2010-06-01 20:39 | Comments(5)
Commented by コビトカバ at 2010-06-06 16:15 x
ホント素敵なお店ですねぇ。『シラサ』という文字が
時代を感じますが、そこがまた、いいですねぇ~私も入りたくなります。
最近、お店の方とお話するのが楽しいです。昔は苦手だったんですけど(お店にもよりますが)
天然生活、久しぶりに手に取ってました~
最近、買ってなかったんですけど。台所ものには目がなくて・・・。
native worksのお洋服、素敵だなぁって思っていたんです
私には手が出ませんが、着る方を妄想しながら
眺めてました。もとは乳酸菌工場・・・今使われている服は
女性の心に栄養が行きそうなお洋服・・・似ているような似ていないような?(笑)
Commented by interlineaire at 2010-06-09 14:55
コビトカバさん、こんにちは。
『天然生活』ご覧になられてたんですね。
native worksさんの服、私もなかなか手が出ませんよ(笑)。
でもお話をうかがっていると、その値段になってしまうのも納得でした。
今って両極端ですよね。
安くて大量生産のファストファッションと、小さなメゾンがつくる、こだわりの素材を使ったほとんどハンドメイドに近いような服と。
といいつつ、私は最近、服は手作りするのが好きで行きつけは『ユザワヤ』です(笑)
Commented by kagonoorugo-ru at 2010-06-09 15:46
衣類って私の中で消耗品なので、あまりお金かけられないのが
現実ですねぇハンドメイドが一番で、着たらはまる事間違いなしなのでしょうが、中々・・・。
自分で作るなんぞ、もってのほかでして、野崎さんは
服を作られるのですねぇ素晴らしい~今度拝見したいです・・。
ユザワヤ私も好きです、最近は余り行ってないけど(笑)
Commented by interlineaire at 2010-06-11 14:54
私も消耗品感覚ですよー。
なんだか「いいものを長く大切に着る」というライフスタイルに
憧れつつだめなんですよね。
手作り服は、シルエットが気に入っている服を分解してまったく同じ型の服を
気に入った別の布でつくる。。というやり方なのですが人にあげるわけでもなく
自分が着られればそれでいいって感じなので、すごい自己流のてきとうなつくり方で
おはずかしいです。
ユザワヤ、私も久々でしたがハンドメイドの世界もいろいろ進化していて楽しいですよね。
Commented by kagonoorugo-ru at 2010-06-18 17:32
すごいですねぇ分解・・私には無理っす。
元に戻せないし(笑)
手先が器用なかたは、それだけで尊敬しちゃいますもん。
最近は、生地はピンドットさんとかばかりお世話になってますねぇ
とても可愛いんですよ~取り扱ってる生地が。
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