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迷子のマッチ展〜アンティークと型染め小物
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京都・銀閣寺近くにある『迷子』へ、関美穂子さんの「迷子のマッチ展〜アンティークと型染め小物」を見に行ってきました。『迷子』は、ヴォーリズ設計事務所が80年代に手がけた、洋館の1階にあるアンティーク喫茶。2階は『GOSPEL』という英国風のティールームになっていて、こちらは昔、『OTENBA KIKI』というチャーミングな店名でした。京都に住んでいた頃から、もう何度訪れたかわからない想い出の場所です。
『迷子』のオーナー夫妻によると、もともと店舗用につくられた建物で、昔は個人の邸宅だったとかではないらしいのですが、訪れるたびここに住みたい!と思ってしまいます。だって、とんがり屋根、れんが塀、蔦のからまる白壁、2階のオープンキッチンやトイレのドアノブにいたるまで完璧におとぎ話の世界なんですもの……。こんな洋館に住んで、毎日ピアノを弾いているようなお嬢様に生まれたかったです。



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関さんにお会いするのは下手したらもう6、7年ぶりというところだったのですが、あいかわらず作品そのままにかわいい方でした。『迷子』がセレクトしたアンティーク雑貨と古書に、関さんのレトロモダンな作風がしっくりと調和していて素敵だったなぁ。いちばん気に入ったのは、この展示のためにつくられたという「迷子マッチ」。詳しいレポートはwoman exciteでしているのでぜひご覧ください→(Click!)

迷子のマッチ展〜アンティークと型染め小物_d0051304_3384352.jpg帰途、古本ソムリエこと山本善行さんのお店、『善行堂』詣でを遅蒔きながら初めてしてきました。ゴダールのポスターが貼ってあったり、ジャズが流れていたりと古本屋とは思えぬ空間。『sumus』発刊に合わせて晶文社棚をつくっておられたので、そこからゼルダ・フィッツジェラルドの『こわれる』を買いました。実は20才頃にも同じ本を持っていたのですが、スコット・フィッツジェラルドを卒論にするという友達にあげてしまったもの。嫁本マニアとしてははずせない本なのですが、狂気を孕んだ文体にどうしてもなじめなくて最後まで読めなかった一冊です。当時、ゼルダとスコットのような破滅型カップルにものすごく憧れていたにもかかわらず……。この機会にもう一度トライしてみようと思います。

これ(↑)は我が家に今も残る唯一のフィッツジェラルド本。ペンギンブックスのペーパーバッグ、『リッツ・ホテルのように大きなダイヤモンド』。私のフィッツジェラルド好きを知って、別の友人が同じ頃にくれたもの(でも結局、原文では読まずじまい……)。
by interlineaire | 2010-03-26 16:34 | Comments(0)
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