恋人よ、世界の果てから僕は来た
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今だソフト化されていない幻のジュリー映画、『パリの哀愁』(1976年)を観るためシネ・ヌーヴォへ。カメラを忘れて携帯で撮ったので画像が不鮮明で恐縮なのですが、ロビーにジュリーin Parisのすてきスナップがいっぱい貼ってありました。お客さんは現役でファンだったと思われる年輩マダムのグループが多かったのですが、キャーキャー言いながらみんなで写メを撮っている姿がかわいらしかったです。
パリに住む画学生であるジュリーが年上で人妻のパリジェンヌ、マリーと禁断の恋をして……という、なつかしの少女漫画のようなストーリー。あまりに唐突すぎる展開(マリーが突然、崖から海に転落したりとか)に、観客席では時おり失笑がもれたりもしていましたが、ジュリーの一挙手一投足、表情のひとつひとつがきらきらと輝いていて、多少のB級感を補って余りありすぎました……。

アコーディオン弾きや古めかしいカフェやバー、南仏の海でのバカンスといった「日本人が憧れるパリ」も満載。ジュリーが住むアパルトマンの部屋も、画集がいっぱい並べてあったりして素敵だったなぁ。ノスタルジックな30年前のパリの街並みを背景に、コテコテの大阪弁(京都弁?)でナンパしたりするシーンのギャップもおもしろかった。男っぽい関西弁が意外なほどセクシーでした……。女性以上に妖艶だったりもする彼ですが、自分の美しさに無頓着そうなところがいいです。もう1回くらい観たかったのに、最終日のレイトショーという駆け込み観賞だったため断念。パリが舞台の映画で好きなのを挙げて、と聞かれることがあったとしたら絶対入れたいフェイバリットです。

*ジュリーのフランスでのヒット曲といえば、「mon amour Je VIENS DU BOUT DU MONDE(恋人よ、世界の果てから僕は来た」)」が有名だけど、私が好きなのは「Julie Love」という曲→(Click!)。あまり売れなかったそうですが、これぞフレンチポップ!という感じでとってもかわいい。あと、この宝塚の男役のような映像も気に入っています→(Click!)
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by interlineaire | 2009-11-28 01:31 | Comments(2)
Commented by no*no at 2009-12-04 19:16 x
お写真、とても素敵ですよー! パリの街角に貼られた古いポスターみたい…。とっても雰囲気がありますね。
『パリの哀愁』は、横浜の名画座でも春頃上映されたのですが、観たい観たいと思いつつ、結局行けずじまいでした。行けば良かった!!と、今 激しく後悔しています。
ストーリーを読んだとき、確かに懐かしの少女漫画っぽい(しかも70年代少女漫画!)と思ったのですが、ジュリーの甘いマスクと存在感は少女漫画の登場人物であっても遜色なさそうです。
(余談ですが、キャンディ・キャンディに出てくるテリィ、私のなかではジュリーと被るんです…。別にジュリーファンではなかったのですが、良いものは良いですよね~)
you tube の動画は初めて観ました! 楽しくてかわいらしくて、本当にフレンチポップという感じですねー。こんなジュリーも素敵です、、、
Commented by interlineaire at 2009-12-04 23:13
no*no さん
そうそう、 no*no さんがジュリー映画祭のことをエントリーされているのを観て、横浜まで見にいこうか迷っていたほどだったんですよ!あの時点では巡回するかどうかわからなかったので。
no*no さんにも是非ご覧になって頂きたいので、またいつか機会があると良いですね!
写真のことも、ありがとうございます〜。シネ・ヌーヴォの内装って維新派が手がけていて、そのために意外と素敵に写せたのかもですね!こじんまりとアットホームな映画館で何年も行っていないかったのですが、入り口とかも鉄で薔薇の花がつくってあったりして、改めてみるとお耽美〜な感じで実はなかなか素敵な映画館だったんだな、と気付きました。
私も特にジュリーファンだったというわけではなく、映画も『太陽を盗んだ男』くらいしか観たことがなかったのですが(森茉莉が絶賛してたので興味を持った)、70年代にフランスでデビューしてたことを知ってから、今さらながら興味を持ちはじめました。いわれてみればテリーっぽいですよね!
マダム達の会話もおもしろくて、「あんなに太っちゃって…」「きっと幸せだからよ」とかいう、開演前のおしゃべりに思わず耳をそばだててしまいました(笑)。
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