『戀愛譚(れんあいたん)』出版記念イベントにつきまして
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すっかり空気が淡いピンクに色づき、春がやってきましたね。『戀愛譚(れんあいたん)』に収録した「春と花」というエッセイに出てくる、「花はたつた一人で見るときが一番美しい」「人間のない世界でしみじみと桜の花を見直してみたい」という東郷の言葉を思い出しながら日々、散りゆく桜を眺めています(社交的な性格だったのに、お花見の退廃的な馬鹿騒ぎは嫌いだった模様)。画像は東郷装釘による、堀口大学の詩集『砂の枕』です。

ところで、去る3月21日にあべのハルカス美術館で開催中の『生誕120年記念東郷青児展 夢と現の女たち』の連携講座として、ハルカス大学にて「昭和の可憐な横顔 東郷青児がめざしたもの」と題したトークイベントをさせていただきました。例によってうまくお話しできる自信がなく、ほぼ宣伝していなかったのですが定員40名のところ、なんと65名もの方に集まっていただきありがとうございました。

皆さんとても熱心にメモをとりながら聞いてくださり、私にしては落ち着いてお話しすることができました。短い時間でしたが、楽しんでいただけたようでひと安心。レアな画像を手配したり、恋愛ドラマ風の人物相関図をつくってみたり……といったあれやこれやの工夫が報われました。前日には緊張のあまり逃げ出したい気持ちになっていたことも忘れ(!?)、ああ、なんだかとても楽しかった……と忘れがたい1日となりました。サポートしてくださったスタッフの皆さんにも感謝です。



そして、4月末の出版記念イベントにつきまして
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# by interlineaire | 2018-04-11 20:18 | Comments(0)
『戀愛譚(れんあいたん)』のこと
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昨年から、東郷青児生誕120年ということでお声がけいただくことが増え、おかげさまで忙しくさせていただいております。来たる3月9日に編集をさせていただいた、『戀愛譚(れんあいたん)東郷青児文筆選集』が大阪の創元社さんより発売になります(書店には同日〜13日くらいに到着予定)。詳細を特設ページにまとめましたのでぜひ、ご覧になってください→(Click!)。画像は刷りたてほやほやのものを、表紙の色校の上で撮ってみました。デザインはもちろんundersonです。
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見返し、花ぎれ、スピンの色をはっとするような朱赤にしたのは、シックな着物からあざやかな半襟がちらりのぞいてドキッ…みたいなイメージ。最初はもう少しエロティックさやかわいらしさ、遊び心のある装丁もいいなあ、と思っていて、実際にそういう案もつくってもらっていたのですが、やはり王道っぽいものが良いのでは?ということでこちらに決まりました。でも東郷作品のなかでは珍しく目線がまっすぐこちらを向いており、売り場で読者の皆さんと目が合いそうだし(笑)、むしろこちらのほうが上品な色気を感じていただけるかな?といまはこの装丁がとても気に入っています。

これまでに手がけたのはヴィジュアルブック的なものが多く、こういう文芸書の編集は今回が初めてだったのですが、版元の編集者Sさんを筆頭に関係者の皆さんの助けにより、どうにかこうにか、納得のいくクオリティに仕上がりほっとしています。実は、途中で
企画そのものが頓挫したりといろいろ激動(!?)な経緯があったのですが、紆余曲折を経たぶんだけひときわ愛着のある一冊となりました。自分としても少しだけ次のステージに進めたかな?と思っています。


さらに、東郷にまつわるよもやま話いろいろ。
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# by interlineaire | 2018-03-04 00:52 | Comments(0)
久しぶりの神戸〜森村桂さんのこと。
久しぶりに打ち合わせで神戸へ。少し早めに出て、訪れたことのなかった長田界隈を散歩。阪神淡路大震災で被害が激しかったエリアですが、神社前商店街は昭和風の鄙びた雰囲気がまだ残っていて、懐かしさに胸が締め付けられました。

画像は楽しみにしていた、「ユリヤ」というソースの専門店。「ニッポンソースあります」という手書きの貼り紙にぐっときました。しかし、これは「日本が誇るソース」という意味ではなくて、「ニッポンソース」というブランドのソースを取扱っていますよ、という意味だったと後で判明……。
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長田散歩の続きはこちら
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# by interlineaire | 2017-09-16 21:26 | Comments(0)