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珈琲は黒い魔女
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大阪の街で時々見かける、「珈琲は黒い魔女」と書かれた看板。何年も前から「なんだろう?帰ったら検索してみよう」と思いつつ忘れる、というのを繰り返していたのだけれど、最近某フリペのおかげですべての謎が氷解。ココが喫茶店などプロ向けにつくっているコーヒーのことで、大きなコーヒーカップを抱えたキュートな魔女っ子はマコちゃんというのだそう。さらに、このキャラクターはかの手塚治虫氏のデザイン(!)で「珈琲は黒い魔女」を自分の店に卸すと、どうやらマコちゃんを内装や看板などに使うことができるようになるみたい。「昭和遺産」とでも呼びたい、今となっては貴重な存在だと思います。船場センタービル2号館の地下2階にある《スカーレット》というお店がそのひとつと知り、所用の帰りにふらりと寄ってみました。マコちゃんの赤いマント+グリーンの靴の色に合わせてコーディネイトしたのか、椅子もグリーン! ほぼカウンターだけの、こじんまりしたとてもかわいいお店でした。
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ウィンドーや鏡、カウンター奥など、いたるところに手づくりっぽいステンドグラスのマコちゃんがいるのがレトロでなんともすてき……。店主とすこしお話してみたところ、やはり今でもその愛らしさゆえに大人気で、棚にディスプレイしてあるマコちゃんの白いコーヒー缶(↑)なども、非売品なのに「売ってください」と詰め寄る人が後を絶たないのだとか。治虫グッズのコレクターって、やっぱりいるものなんですね……。しかし、当然ながら手塚プロの著作権があるので、空缶を販売するのは不可(ですが、マコちゃん布袋入りの珈琲などは福田珈琲のネット直販と、手塚治虫記念館の売店などで手に入れることができるもよう)。

それにしても「珈琲は黒い魔女」って、一度聞いたら忘れられないすごいネーミングですよね。肝心の味については語彙貧困で「おいしい」としか言えないのが残念なのですが、舌がやけどしそうに熱くして出してくれるのが私好みでうれしかった。
また、余談ですが関東方面で「珈琲は黒い魔女」の卸を請け負っている関連会社が「魔女っこ・かんぱにー」という70年代ちっくな社名なのにもぐっときました。この会社に就職したら、あたりまえですが電話には日々「ハイ!魔女っこ・かんぱにーです!」と言って出るのだろうか……と思わず妄想してしまった私です。
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by interlineaire | 2009-09-18 17:28 | Comments(4)
手のひらサイズ『婦人公論』
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久々の古書渉猟で見つけた、手のひらサイズの『婦人公論』(表紙は東郷青児)。大きさがわかりやすいよう、マッチの横に並べてみました。昭和三十三年頃のもので、この当時『婦人公論』は飛躍的に部数を伸ばしていたらしく、さらなる販促用につくられたダイジェスト版です。表紙に「毎月一万部ずつ部数が増える雑誌」というものすごく強気なコピーが入ってます……(笑)。現在では『婦人公論』って40代以上が読むオトナの雑誌という印象がありますが、この頃はハタチそこそこの若いお嬢さんをターゲットにしていたもよう。
書店では「社会への第一歩は『婦人公論』から」というスローガンでプッシュしていたこともあったのだそうで驚きです。しかもこれ、値段が書いていなかったので店主に聞きにいったら、他に数冊買ったぶんのおまけとして付けてくれたのです!うれしいー。

この日は他にもルネさんの『薔薇の小部屋』が500円とか、あり得ない買い物ができてホクホク。古本の値段が再び下がってきてる…?ってことはないですよね。あとは、ジョン・ニコルズの『くちづけ』(ハヤカワノヴェルズ)を100円コーナーで発見。これ、早川茉莉さんがいろいろなところでお気に入りとして紹介していらしてぜひ読んでみたいと思っていたのですが、絶版だし図書館にもないしで、なかなか見つけられずにいたのでした。あけっぴろげで、突飛で、気まぐれなプーキーという魅力的な女の子が出てくるラブストーリー。

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by interlineaire | 2009-09-10 19:26 | Comments(2)