<   2008年 04月 ( 5 )   > この月の画像一覧
murmur magazine(マーマー・マガジン)
d0051304_12502860.jpg
アパレルブランドのFRAMeWORKが「美しく甘く、生きること」をテーマに出しているエコカルチャー誌。表紙のアートワークがなんともいえずよくて、しかも創刊号の目玉が「フジコ・ヘミングのワードローブ」ということでこれは絶対に見なくちゃ!と楽しみにしていたのでした(赤いりんごが創刊準備号、ピンクの猫が創刊号)。
レース使いがロマンティックなアイテム、髪飾りなど「永遠のガール」的着こなし術がたくさん紹介されていて思わず見入ってしまいます。特定のブランドの服をそのまんま着るのではなく、ジャケットに自分で絵を描いたり刺繍したりといった彼女独特のチープシックがすばらしい。私もフジコさんの芸術的センスには及ばないものの服にはかなり大胆に自分で手を入れてしまう方なので、「安いものなら、失敗しても惜しくないじゃない?」というコメントにはひそかに共感。また、彼女は一度手に入れた服は何十年も大切にするのでリメイクを重ねながら『進化し続ける服』があるというのもいいですね。「今も恋をしている」と語り、おしゃれを楽しむ彼女はとても乙女でかわいらしい。
何冊も出ているフジコ・ヘミングの本はほぼ全部読んでいるけれど、ワードローブだけをフィーチャーしたものはなかったと思うので、ファンとしては貴重な特集でした。murmur magazineのサイトはコチラ→(Click!)
[PR]
by interlineaire | 2008-04-30 13:02 | Comments(0)
「Appleの発音」フリーマーケット
d0051304_193245.jpg
ゴールデンウイーク初日の4月29日、いつもお世話になっているPrideli Graphic labさんのフリマにundersonが参加することになりました。テーマは“ピクニック”だそうで、フリマの他にも、ふしぎなパン屋さん「Appleの発音」のパンや、フードコーディネーター・広沢京子さんの特製野菜スープも販売されるそう。
広沢さんの「トマトガスパチョ」&「アスパラガスのスープ」はリリースされたばかりの『家だから、いっぱい野菜』からのレシピなのかな?いずれにせよ、早めにいってぜひとも味わってみたいところです。
undersonはあまり気のきいたものが放出できず恐縮なのですが(画像は出品予定のタイの石鹸&古いカンヌの地図など)、他の参加者が山村光春さん、Sajiさん、シャムアさん、SEWING TABLE COFFEEさん、iTohenさんとそうそうたる面々なので、掘り出し物が見つかりそうですよ。詳しくはコチラ→(Click!)
[PR]
by interlineaire | 2008-04-22 01:10 | Comments(0)
阪急百貨店の包装紙
d0051304_1729137.jpg
『乙女の大阪』の表紙にも復刻版が使われていた、昭和25〜35年頃の阪急百貨店の包装紙。先日、某ニット作家のHさんにアトリエにある万博グッズなどを見せていただいていたところ、あいだにこれが挟まっていてびっくり。販売もされているとのことなので、譲っていただくことにしました(200円也)。阪急百貨店の建物や、京阪神の名所、ハンカチを振るドレスの女性や舞妓さんなどが描かれたなんともかわいらしい柄です。モノトーンというのは包装紙としては珍しい、と思いましたが意外にモダンで素敵なものですね。

■天然生活6月号
「ずっと使うものを探しに」という特集にて、バッグ作家の越膳由香さんが奈良&京都でおさいほう道具を探す記事を書かせていただきました。カメラマンはおなじみ、伊東俊介さん。老舗の名店ばかり3軒ということでかなり緊張していたのですが、職人さんや店主の方々も涙がでるほどいい人達ばかりでとても楽しい取材となりました。編集のSさんに買ってもらった鹿せんべいを手にぼーっと立っていたらいつのまにか鹿の大群にとり囲まれ、恐怖におののいたこともいい思い出に⋯⋯(笑)。鹿角でつくった和裁ベラ、京のみすや針など、手づくりしない私もつい欲しくなってしまった逸品ぞろいです。

連載は私のライフワークのひとつである(!?)「著名人の奥様が書いた本」第二弾。『狂人日記』などの著作で知られる色川武大(阿佐田哲也)の奥様、孝子さんが書いた『宿六・色川武大』、そして今年2月に亡くなった市川崑監督の奥様、夏十さんの最初にして最後の作品集『和田夏十の本』を取り上げています。どちらも好きな本すぎて、思い入れを文章にするのがなかなか難しい作業だったのですが、よろしければ是非ご覧になってください(Click!)
[PR]
by interlineaire | 2008-04-18 17:30 | Comments(0)
桜とカルトンと恋みくじ
d0051304_173549.jpg
先日、箱庭K田さんとお会いしたときにいただいたお手製のカルトン。東京みやげの包装紙(吉祥寺の『ボア』と、久が原の『フラマリオン』の2種)を使って、こんなものができるなんて驚きです。包装紙の色合いに、製本クロスやリボンの色が絶妙にコーディネイトされていて感動してしまいました(K田さんはお店のほかに、製本家としてのお仕事などもされているのです)。お菓子を包むかわいい包装紙って「いつか何かに使おう」と思って私もため込んでいるのですが、結局はあまり使う機会がなくそのままになっていることが多いので、こんなふうに活用できるのはとても素敵なこと、ですよね。
領収書などを整理する紙ばさみとして、ずぅっと大切に使わせていただこうと思います。好きな包装紙を持参して自分でカルトンをつくる教室などもされているそうなので、興味ある方は是非問い合わせてみてください。この青児柄のもシックで素敵ですが、近江屋洋菓子店のとか、銀座千疋屋の水色にバラ柄、みたいな紙を使ってみてもかわいいかも。

d0051304_0152117.jpg今日はアメリカ村の真ん中あたりにある御津八幡宮という小さな神社で桜が満開だったのでふらりと立ち寄ってみたところ、『恋みくじ』なるものを発見。ふだん、占いとかおみくじはどちらかといえば嫌いな方なのですが、和紙でつくった女の子の人形がついていてあまりにかわいいのでつい、引いてみたところ
「しっかりと 愛を誓った 時も過ぎ 消えて はかない 涙の雨か」
と五・七・五調で書いてあって思わず笑ってしまった。しかも、「結婚」の項目は
「期待しすぎないように 日々の暮らしを大切に」だって。
せっかく女の子の着物も桜柄のを探して、顔もいちばんかわいいのを選んだのにこの内容。ますます、占い嫌いに拍車がかかりそうです⋯⋯。
[PR]
by interlineaire | 2008-04-06 23:47 | Comments(0)
あの頃、マリー・ローランサン
d0051304_01344.jpg
開催中の『マリー・ローランサン展』を観に南港のサントリーミュージアムへ。今まであまり人に言ったことはなかったのですが、私はほとんどおたくと言ってもいいほどの彼女のファン。タブローはもう何度も見ているし、あまり知られていないマイナーな版画(特に『不思議の国のアリス』や『椿姫』、キャサリン・マンスフィールドの『園遊会』など本の挿し絵を手がけたものが好き)も、ほとんど見ていると思う。彼女の人となりに関することなども、きっと知らないエピソードはない!と豪語できるほどなのです。

画像はここ10年ほど愛読している、ローランサン唯一の著書である詩集『夜の手帖』(六興出版)。今回の展覧会では、この本の原書である『Les Carnet des nuits』も展示されていて感激。タイトル通り夜のようなブルーを基調にしたシックで大人っぽい装丁で、小さな宝物のような本。おそらく、パリの古書店で探しても希覯本扱いなんだろうなぁ。ローランサンは「絵を描くより、本を読んでいるほうがずっと好き」というほどの読書家で、日本の『枕草子』なども仏訳で読んでいたそう。そのせいか、詩も画家の余技とは思えないほど魅力的。

『夜の手帖』あとがきにはあの東郷青児がパリで彼女に会ったときの印象も記されていて、「黒のカーペットを敷きつめたサロンで、ひきずるような長いスカートをはいたローランサンが、金色のシガレット・ホルダーで実にうまそうに煙草を吸っているのである⋯⋯」なんて表現が出てきます。パリ社交界の中心人物としてちやほやされている彼女を「厚化粧」と評していたりもして、彼独特のちょっとイジワルな視点もおもしろい。

「プラリネのバラ色、ピスタチオの淡黄緑、リボンの青、遠い昔の王女たち、廃園、愛の歌、とうにすたれた遊び、輪舞、長いスカートと小さい足⋯⋯」等々の詩的なことばが踊る訳者・大島辰雄さんの解説もすてき。
最も有名な『鎮静剤』という詩の中に、「死んだ女より もっと哀れなのは 忘れられた女です(訳・堀口大學)」という一節が出てくるけれど、今だに「忘れられた女」にならない彼女の永遠性を感じた1日でした。

■この文章を書き終えた後に、ネットを彷徨っていたらローランサンの蔵書票というのを発見(Click!)。愛書狂であり、アマチュア芸術家だったある人物のためのものだそう。彼女に蔵書票をつくってもらえるなんて、うらやましすぎます。
[PR]
by interlineaire | 2008-04-03 02:34 | Comments(4)