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my granny's purse(おばあちゃんのハンドバッグ)
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『天然生活』の連載、2回目のテーマは“おばあちゃん”です。女の子にとって憧れのおばあちゃんが描かれた本、そして「年をとることはステキ」——そんな気持ちにさせてくれるおばあちゃん本を選んでいます。王道っぽいセレクトですが、どれも気に入っている本ばかりですのでよろしければぜひご覧ください。
画像は『my granny's purse(おばあちゃんのハンドバッグ)』というアメリカの立体絵本。今回のラインナップからは泣く泣く外したのですが、あまりにも気に入っている本なのでこちらでご紹介させて頂きますね。
この古風な黒いハンドバッグは厚紙でできていて、中には赤い水玉模様のハンカチ(これは本物の布製!)や鏡、カギ、写真、パスポート、お菓子、手紙に指輪、スカーフにサングラスまで、女の子の好きなこまごましたかわいいものがぎっしりと詰まってます。バッグの中身から、旅行好きで大胆不敵、優しくて機知に富んだ一人の老婦人の人生が浮かび上がってくるという粋な仕掛け。小さな女の子から見た“ママ”と“グラニー(おばあちゃん)”の対照的なかけあいが絶妙で、

「ママが言うの『レディのバッグは絶対のぞいちゃだめ』だって」。おばあちゃんは言う「絶対なんて絶対言っちゃだめよ」。「ママが言うの『部屋をきれいに片付けなさい』、するとおばあちゃんは『ものを捨てちゃ絶対だめよ』と言う」。そして、ママがいつものように「じっと座ってて、お願い」というと、「どんどん行きなさい⋯人生は冒険なのよ!」。

おばあちゃんとはいつの時代も女の子にとって、母親とはひと味違う重要なsuggestionを与えてくれる存在なのかもしれませんね。勇気を与えてくれる魔法のハンドバッグ、大好きなおばあちゃんがいる(かつていた)すべての女性に、ぜひ。
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by interlineaire | 2007-02-18 15:55 | Comments(6)
あこがれのパン屋さんへ
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取材で1日、岡本巡りをしていました。神戸といえば三宮か元町しか知らなかったけれど、岡本もとてもいい街です。画像はいちばん楽しみにしていた昭和7年創業のパン屋、フロイン堂。食パンが名物らしく、棚一面に焼き上がったばかりのぴかぴかの食パンが並んでいて思わず興奮。地下に60年間ずーっと現役というパン焼き釜があるそうで、今なお薪で火を入れているそうです。外国人が多く住み、古くからパンや洋菓子の伝統的な文化を持つ神戸の底力にふれた気がしました。内装も古くて味わいがあってなんとも好きな感じ。キッシュやお惣菜系のパンは置いていないのですが、そのぶんしっかりした食事用のパンがメイン。バターなど何もつけなくてもそのままで充分おいしい、懐かしい味わいのパンでした。
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お昼ごはんはカフェヨディで「八穀米のごはんセット」。豚の角煮がメインディッシュでとてもおいしかった。ウォン・カーウァイの映画『欲望の翼』の世界(60年代の香港)をイメージしたという店内は、壁が日本ではあまり見かけない深いブルーグリーンに塗られていて雰囲気たっぷり。古い椅子、小引き出しのたくさんついたキャビネット、花柄のテーブルクロス、革のスーツケースなどで演出され、月イチペースで香港映画の上映会なども行われているとか。中国茶を飲みながら、10年以上前に1度だけいったことのある香港へ思いを馳せました。
その後、フレンチ雑貨&アンティークの「ル・グラン・トレゾワ」→日本茶カフェ「ひとひ」→カフェヨディの姉妹店で甜蜜蜜(ティムママ)というコースだったのですが、
他にない強い個性を持ったお店が多くて感心。「ひとひ」は、出汁巻、ごはん、漬け物、急須でサーブされるお茶がセットになった「お茶漬けセット」が絶品!またくることがあったら「茶葉のおにぎり」というのも食べてみたい。
取材先の方に岡本は梅の名所でもあると教えてもらい、帰る前にすこしだけ梅林を散歩してみました。歩きながらよくよく見てみると、なるほど歩道橋に描いてあるマークなんかも梅とウグイスモチーフになっていてビックリ。すでに満開を迎えている梅もたくさんあって、ひと足早いお花見のようでした。
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by interlineaire | 2007-02-16 21:50 | Comments(0)
Spring will come 浅き春に寄せて
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なかなか更新できなくてごめんなさい。心身共に完全に冬眠状態に入っておりました。
昨日は今さらではあるのですが諸事情により延び延びになっていた『ルゥルゥの部屋』の打ち上げパーティを開催。ハルモニエさんのお友達でフードのお仕事をしていらっしゃるMさんがお家であんこう鍋をしてくださって、久々にとらんぷ堂さん、箱庭さん、ハルモニエさんとイベント時のメンバーが顔を合わせることができました。あん肝&デザートにウワサの堂島ロールも堪能できて大満足。
私は乾杯用のシャンパンを持参したのですが、売場でペリエ・ジュエの「ベルエポック(美しき時代)」という名前のシャンパンを見つけてひと目惚れ。なんとボトルデザインはエミール・ガレです!この花は1瓶ずつ手描きしているんですって。予算を大幅に超えていたので今回はやむなくあきらめたのですが、いつか絶対飲んでみたいシャンパンです。

画像はこの連休中にやっと見れた「赤と青のブルース(Saint-Tropez Blues)」のとってもキュートなマリー・ラフォレ。ラフォレには実は小説の著作もあり、日本でも80年代に『マリー・ラフォレの伝説と物語(原題はContes et legendes de ma vie privee)』という邦題で白水社から翻訳が出ています。顔に似合わずシニカルな話が多いのですが⋯⋯。

今号から松浦弥太郎さんが編集長になった『暮らしの手帖』もやっと読み終えました!立原道造の「ヒアシンスハウス(風信子荘)」の記事が気になって気になって⋯。眺めていると今すぐにでも埼玉へ飛んでいきたくなります。コルビュジェが母親のためにレマン湖のほとりに建てた“小さな家”に似ているかも。湖畔ではなく、公園の中に建っているらしいのがやや残念ではあるのですが⋯⋯立原の詩では「五月のそよ風をゼリーにして持つて来てください」というのが好きです。
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by interlineaire | 2007-02-13 00:03 | Comments(2)