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雨のにおいのするビル
d0051304_2195058.jpgどしゃぶりの雨のなか急に日が射してきたり、かと思うとまた曇ったり、すこし憂鬱な天気の1日。新町にある昭和初期の建物「グンヂルビ野細(昭和初期式に、右から逆に読んでくださいね)」にあたらしくできた「harumonie(ハルモニエ)」という雑貨屋さんへ。看板などは出ていないのでややためらいながらノックして入っていくと、黒髪の女性がにこやかに出迎えてくれました。雑貨屋さんと布小物のアトリエがいっしょになった感じのお店で、片隅にはミシンなども置いてあったような⋯。
私にとってはなつかしいフランスの蚤の市雑貨を中心に、古着やバッグ、店主の三笹さんが製作する(もとはアパレルのデザイナーさんだったそう)オリジナルの布製品などもあり。洗練されすぎてないところが逆にパリっぽくて、彼女の素朴な感じの人柄もあわせてとっても気に入ってしまいました。

細野ビルヂングがこんなに素敵なところだったなんて⋯歩いて5分というところに住んでいるにもかかわらず、不覚にもまったく知らなかったです。雑貨屋さんだけではなく、おいしいコーヒーが飲めて古本が読めるカフェなどもあれば毎日いってしまいそう。

4月末のオープンだそうですが、まだ雑誌取材などもまったくきていない様子なので聞いてみると、細野ビルヂングのオーナーさんがこのビルを大切に思うあまり、不作法な人たちが物見遊山的にやってくるのを恐れており、こうしてひっそり営業しているのだとか。お客さんも、今のところ口コミでやってくる人のみ。でも、そういう秘密めいた場所にしておいたほうがきっと乙女心を魅きつけるのかもしれませんね?

帰ってから細野ビルヂングのことをいろいろネットで検索してみたら、おそらく竣工まもない頃と思われるモノクロ写真が画面にでてきました。着物姿の女性が細野ビルヂングに入っていく後姿を捉えたもの。それは、今とはまったく違うゆるやかな空気が流れていそうな新町の風景で⋯ますます細野ビルヂングの住人たちがうらやましくなった次第です。

harumonie(ハルモニエ)
大阪市西区新町4-5-7 細野ビルヂング3階 no.35
Tel&Fax 06-6536-4129 11:00am〜20:00pm 日休
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by interlineaire | 2005-05-24 02:34 | Comments(6)
櫻の季節は過ぎたけど⋯
d0051304_2351162.jpg名古屋ではコロンブックス、セアン、プチマルシェなどなど、前からいいなぁ、盛り上がってるなぁ、と感じていた名古屋カルチャーの拠点?ともいうべきお店をいくつか探訪してきました。特にコロンブックスさんは入っているビル自体が天井の高い昭和初期のすてきな建物で、とても静かでゆったりした贅沢な空間!ソファも置いてあって、お店の方や併設のギャラリーで個展をされていた作家さんとおしゃべりしたり、とても楽しいひとときに。
街の雰囲気は、「本山」というところがとても気に入りました。もしも、名古屋に暮らすとしたら本山がいいかな。骨董屋や古本屋、昔ながらの喫茶店も多く、コロンブックスさんによるとあの辺は学生街なのだそうで⋯古本屋が多いのも納得です。喫茶milouやユロ・グラフィックさんへもいってみたのですが、こちらはあいにくの定休日で残念。
画像は本山でふらりと入った古本屋で見つけた「舌の虫干し」という食にまつわるコラムを集めた豆本。そろそろcafe de pocheの本を選ばなくては⋯というのが頭にあったせいか、衣食住まわりの本に自然に目がとまりました。結局この本は買わなかったのですが、それにしてもおもしろいタイトルです。
もうひとつは今回の唯一の収穫、北原武夫の「櫻(さくら)ホテル」。宇野千代のスタイル社刊の本で、装丁者の名前が記載されていなかったのですが、このシンプルさとモダンさは東郷青児では?と思っています。内容は櫻ホテルという名のアパートで繰り広げられる、売れない作家とモダンガァルの恋物語。そういえば名古屋には、栄というところにその名も「さくらアパートメント」という、古い旅館をリノベーションしたちょっとおもしろい場所がありました。
仕事とはいえ昨年のパリ以来、久しぶりのひとり旅。ひとつの旅が終わると、旅した場所、そこで過ごした時間からしばらく日常へ戻れず、あたかもホームシックのようなちょっとした淋しさに襲われます。パリならパリシック、名古屋なら名古屋シック、みたいな感じで。それがまた旅の醍醐味でもあるんですけど、ね。
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by interlineaire | 2005-05-20 02:36 | Comments(0)
ブランド本の愉しみ〜ふるほん名古屋紀行〜
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先日、万博の取材で3日間名古屋へいっていました。最初の2日はみっちり仕事だったのですが、3日目にすこしだけ名古屋でいきたかった雑貨屋さんやカフェ、古本屋さんへ。
画像はクーヴェール・アラメゾンという雑貨屋さんの隣にあるPECORI食堂というお店へ寄ったときのもの。オリジナルの食器や料理の本、お菓子やジャムなどがあって、独自のスタイルを発信している感じのお店です。

d0051304_3522762.jpg閲覧用に本もすこし置いてあったのですが、その中に「ティファニーのテーブルマナー」の英語バージョンを発見!和訳ではなく、ニューヨークのティファニー本店で宝石を買うと「本物のレディーになれるように」ノベルティとしてもらえるオリジナルがあったのです。中身はテキストが英語というだけでイラスト等も同じもの。ですが、装丁がティファニーのあの明るいブルーで、そこにあの品のある書体で「TIFFANY'S TABLE MANNERS FOR TEEN-AGERS」という印字が⋯もう、ひと目でノックアウトされてしまいました。で、無理を承知でスタッフの人に売ってもらえないか聞いてみたのですが、予想通り?やんわりお断りされ泣く泣く帰途へ。
「ティファニーのテーブルマナー」は、現在も新刊で女の子っぽい赤い表紙のものがでまわっていますが、以前、古本市で見つけて手に入れた60年代の邦訳はモノトーンの大人びた装丁のものでした。これ以外にも、表紙の違うものがいくつかあるのかもしれませんね?
ちなみに名古屋では万博のフランス館スーベニアショップにてルイ・ヴィトンのシティ・ガイド(パリ編)というものも見つけてしまい(ヴィトンがこんな本を出していたことにビックリ!)、こちらも装丁のエレガントさに激しく魅了されてしまいました。宝石はもちろん、高級ブランド品には実を言うとほとんど興味のない私ですが、こういう本にはどうも理性を失ってしまいます。探せばもっと他にもありそうですよね、ブランド本。
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by interlineaire | 2005-05-18 03:51 | Comments(0)
cafe de poche vol.4
d0051304_2248212.jpg14日、本のセレクトで私も参加させて頂いた読書イベント、cafe de poche vol.4を見に京都・北白川のtrico+さんへ旧友Tを誘っていってきました。 ちゃんと野崎 泉(bibliomania)棚をつくって頂いてて
gris-grisもディスプレイしてあり感激です!(←画像左) 今回のテーマは衣食住ということでこの5冊をセレクト。

「ティファニーのテーブルマナー」(マナーの指喃書です)
「デレク・ジャーマンの庭」(写真集)
「建築とマカロニ」(建築本)
「ヴァン・ゴッホ・カフェ」(童話です)
「アイスクリームの国」(絵本です)

90年代に新刊で買った本が中心で、蔵書の中では比較的、新しめの本たちです。中でも架空のカフェの物語「ヴァン・ゴッホ・カフェ」は、私がtrico+のテラスでお茶を飲んでいる間にも何人かの方が手にとってくださっていてうれしかった!“まるで夢のような、ミステリーのような、すばらしい油絵のような⋯”そんなすてきなカフェが舞台の物語、ささめやゆきさんのイラストもお気に入りでもう何度も読み返したとっておきです。
土曜日だったこともあって、たくさんのお客さんがこられていてとても和やかな雰囲気でした。お天気もよくて、まさに絶好の読書日和。これはすごい!かわいい! と感動したのが画像下中央↓のこの本のカタチのクッキー。 あと2日、19日(木)&20日(金)と開催されてますので関西在住の方はぜひ。
cafe de poche website http://blog.drecom.jp/cdp/
trico+ website http://www2.gol.com/users/trico/
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by interlineaire | 2005-05-17 23:17 | Comments(2)
帰国ラッシュ
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5月はパリ発オンライン古書店のアッチュム・ポワン・コムさんや、ベルリン在住でSpesecarteというフリペをつくっているお友だち、yokoさんが相次いで帰国され、一緒に堀江の雑貨屋巡りしたりのんびりお茶したりといろいろ楽しいことがありました。なんか、世界も近くなったなぁ〜としみじみ。左画像はyokoさんからおみやげにいただいたドイツの粉末ジュース(もったいなくて飲めません)。

9日は山さんが京都・恵文社で開催されていた「黒猫を探せ!クレムケの世界—ダスマガジン表紙展—」の最終日だったので、久々に京都へ。ダスマガジン、図録で先に見ていてアメリカの「LIFE」とかフランスの「パリマッチ」のように大判の雑誌を想像していたのですが、実際はB5サイズくらいのとてもコンパクトな雑誌でビックリ。旧東ドイツという今はもう存在しない国の雑誌である、というところにも不思議な郷愁とロマンチシズムを感じました。

ちなみに今年は日本におけるドイツ年!ということでドイツの子供たちには人気者であるマウスくん(画像右)が公式マスコットとしてついに日本上陸したようです。
ねずみなのになぜかゾウより大きいところと、ボ〜ッとしてそうなところがかなりツボ。教育テレビの早朝枠で「だいすき!マウス」というアニメもやっているようなんですが「第1話 プレッツェル」「第3話 おふろいっぱいの水をのむラクダ」と気になるタイトルばかりなので、がんばって早起きを計画中デス⋯。
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by interlineaire | 2005-05-17 18:40 | Comments(2)
エンジェルフードケーキ
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義経ペイント電車にのって、久しぶりに京都へ。 仕事の待ち合わせは夕方4時からだったのですが、 早めにいって前からいきたかったCC's(シーシーズ) というレトロなアメリカンケーキの店にいってみました。 アップルパイとかピーカンパイとか、いかにもアメリカな脳が痺れそうに甘く巨大なケーキがウリだそう。

オーダーしたのはその名も「エンジェルフードケーキ」!このCC's顔マーク入りのカップ&ソーサーにもぜひ注目してください!上品に食べるよりおっきなフォークをもって口のまわりをクリームだらけにして食べるのが似合う⋯そんな味でした。もちろん飲み物は紅茶ではなくアメリカンコーヒーで。

CC'sにはもうひとつ名物があって、それは年に1回、初冬から季節限定でつくられるという幻のフルーツケーキ。 トルーマン・カポーティの短編「クリスマスの思い出」にでてくるフルーツケーキってこんなかな?

森茉莉がもっとも信頼を寄せたという詩人・草野心平氏とオーナーが友人だったらしく店内にはこの店のフルーツケーキの味を讃えた草野氏の詩が飾ってありました。味も内装も1974年の創業当時から変わってないんでしょうね。実は10年ほど前からず〜っと気になっていた店だったので念願叶って満足です。「おいでやすぅ〜」と出迎えてくれたちっちゃいおばあちゃま、いつまでも元気でがんばってほしいなぁ。
http://www.cc-s.net/
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by interlineaire | 2005-05-17 17:14 | Comments(0)
ハチクロみてますか。
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今日はふと思いついて心斎橋のAfternoon Teaで開催中の「もうひとつのハチミツとクローバー」展へ。 手づくりっぽくてとてもかわいらしい展示でした。 18、9才の頃を思い出すようなどこか懐しい感じで。

そういえば展示内容とはあまり関係ないんですが、 以前ハチクロ作者の羽海野チカさんのインタビューをなにかで読んでいた時に「社会に出るということは、決していやなことではない、ということをキチンと 描いていきたいと思ってる」みたいなことを言ってらして、へえと思った記憶が。

もうひとつの画像は、近くの北堀江にあるメゾン・ド・オークというパリのアパルトマン風の素敵マンション。いつかここに住むのが夢。1階には「北極星」という おいしいオムライス屋さんが入ってます。東京へ移転する 前のプチグラパブリッシングもここに入っていて、 内装も渡り廊下などがあっていい感じなのだそう。

上の方の階でフトンを干してるのをよく見かけるので たぶん事務所として使うほか住むこともできるんじゃないかな?とは思うのですが…
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by interlineaire | 2005-05-17 01:08 | Comments(2)