京阪神エルマガジン社から発売中の『meets Regional』7月号「本屋の逆襲!」→(Click!)にてなんと、作家の田辺聖子さんを取材させていただきました。某Iさんの粋なはからいで、貴重な体験をさせていただき感謝です。しかも、カメラマンは『未来ちゃん』で今をときめく川島小鳥さん! 小鳥さんも熱烈なお聖さんファンでいらっしゃるということで、光栄にも夢のような午後をご一緒させていただくことができました。 みんなで伊丹のご自宅にうかがったのですが、応接室にはお友達だった鴨居羊子さんの海で遊ぶ少女の絵が。スヌーピーを筆頭に犬のぬいぐるみ、そして市松人形がすごくたくさんあって(全員がこっちを向いて座っている)、よく見るとスヌーピーの顔って優しげな垂れ目といい、お聖さんが笑ったときの顔にすごくよく似ているんですね。自分に似ているから好きなのかな、やっぱり。 ちなみに、『夢の櫂こぎどんぶらこ』というぬいぐるみとの妄想会話形式で綴ったエッセイに、司馬遼太郎さんが田辺家を訪ねてきたとき、緊張のあまりウッカリお人形の上に座ってしまい、「あ。ちょっと。……その下に、ウチの子、いるんですけど。すみません」と言ったら、司馬さんがビックリして飛びあがられた、というエピソードがあり、おもしろくて大好きでした。私も焦ってお人形の上に座らなくてよかったです(笑)。 作品では元気でおちゃめなイメージが強いお聖さんですが、実際はとても儚げで可憐な、思わず守ってあげたくなる印象の方。取材後も「皆さん、おノド乾いてなぁい?」なんて感じで気遣ってくださり、その上品な言葉遣いにも衝撃を受けました。3,000字近いボリュームでお届けする入魂のインタビューですので、よろしければぜひご覧になってくださいね。 帰り際に、「アンネ部屋」と呼んでいるという2階の客間をちらっと見せていただきました。編集者がよくお泊まりになるそうで、アンネが暮らした屋根裏部屋のような、こじんまりと愛らしいお部屋でした。 *画像はもちろんここがご自宅というわけではなく、お聖さんもきっとお茶などしたであろう宝塚歌劇のほど近くにある『宝塚ホテル』のロマンティックな渡り廊下。
by interlineaire
| 2011-05-25 02:13
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